「本当に大切なことは県民が決めよう!」と、特定の組織や団体に頼らない市民手づくりで進めました。 活動メンバーは普通のおじさんおばさん、お母さん達が中心。 その活動は、これまでまったく経験のない難しい署名活動に苦心惨憺し、必要署名数が集まるか危機感を抱くほどの状況が続きました。 しかしながら、炎天下や雨天にも繰り広げられた努力によって活動は日増しに盛り上がり、最終的には、18万1543筆(県選管集計)もの署名を集めることができました。
条例案は9月県議会に提出。それまで県民投票に否定的だった知事が突然県民投票に賛意を示しました。 一瞬、驚きと共に大きな希望を抱きましたが、同時に条例案のあらぬ「不備」を問題として持ち出してきました。「落ち度や不備があるのならば、おわびも兼ねて説明しないといけない」等の知事の発言は重大な不信感を招きました。 その後議会では、議員の手で修正案が提案されましたが、今度は当初案と修正案がかけ離れているという、理由にならない理由で否決。 署名者の願いと努力は、ただただ宙に浮かされ、行き場を失うという結末で踏みにじられる事となりました。
地方自治法に則った今回の直接請求活動は、県議会の議決を受けて終了しました。そのため、役割を果たせないままですが「原発県民投票静岡」は活動を終了し解散することとなりました。 しかしながら、今回の活動で培われた“絆や思い”は終わることはありません。 今回の活動を土台にして、新たな運動が芽生え、さまざまな活動が始まっています。
県内各地を廻り、署名集めを担っていただける受任者の皆様に集まっていただき、説明会を開催しました。
署名活動がはじまると、県内各地の受任者のみなさんが積極的に街頭やスーパーなどに自ら立ち、通りかかる方々に声を掛けていきました。その熱が更に活動の輪を広めていき、非常に大きな活動に拡大していきました。
開始当初は集めなければならない膨大な署名数に、本当に達成できるのか不安でたまりませんでしたが、ついに目標を大きく上回る署名数を達成しました。